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音訳ボランティア講習会 [研修・研究会]

ということで、今日の午後、参加しました。
期末考査最終日、午後は特に予定なし、と当初はなっていたので申し込みました。
7回の講座のうち、授業振替が必要なのは1回だけ。
毎年開かれていた講座ですが、授業があるから…と思って申し込まずにいましたが、今年はチャンスだと。
ところが、急遽体育祭の結団式とSHRが午後に入ってしまい、キャンセルするべきかと迷いました。
結団式は10分程度しかかからない(かけない)ものだし、このチャンスを逃したらいつ行けるのか、と考えて、SHRは副担任の先生にお願いして行ってきました。

今年度最初でしたから、やはり行って正解でした。
講習会の雰囲気はどうか、参加者はどんなメンバーか、講師の先生はどのような方か。
講習はどのように進められるのか、そういったことがわかりますから。
その上で、時間割変更ができず、1回欠席をすることも伝えました。

講師の先生は70歳ぐらいでしょうか、30年以上の経験を積まれた方でした。
テキストはこちら。

初めての音訳 (視覚障害者介護技術シリーズ 2)

初めての音訳 (視覚障害者介護技術シリーズ 2)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全国視覚障害者情報提供施設協会
  • 発売日: 2013/04
  • メディア: 単行本



講義は充実していました。
・耳で聞くだけで理解できる読み方を
・聞く人の思考が、立ち止まったり後戻りしたりしない読み方を
・文章をどう読むかだけでなく、写真や表、グラフをどう読むか
・高齢化が進んで、後天的に目が不自由になった方が増え、指先の感覚が鈍って点字が読めなくなった方も増えたため、音訳の需要は増えている
・利用者情報については、守秘義務がある
・目の不自由な方の中にも「情報格差」が生じている
・点字図書館の蔵書は、今ではネットでやり取りできるので、1作品につき1人しか読まないようになっている
・音訳は聞く人が主体で、情報の伝達に力点をおく。客観的な読み方。一方、朗読は読む人が主体。
・読み手は「黒子」に徹する。

音読ボランティアの現状、心構えから読む技術にいたるまで、学ぶことがたくさんありました。
テキストを参加者で読んでいくことで、読む練習もでき、演じなければいけない朗読よりも、私の性格に合っていると思いました。
これからも、参加するのが楽しみです。
実際に役に立てるようになるのがいつになるかはわかりませんが…。


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