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うちの図書館2015~17年度 ブログトップ
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地元図書館からの協力貸出 [うちの図書館2015~17年度]

 昨年12月から始めた、地元の公共図書館からの協力貸出。
私たちがあらかじめ選んだ本だけでなく、生徒からの問い合わせに対しても、学校司書さんが翌日の出勤途中(11時出勤)に図書館に立ち寄って選書し、学校で貸し出すことで対応しています。
生徒への貸出は、通常の貸出と同様、汚損や紛失した場合は弁償することで、公共図書館と合意しています。
 貸出の方法は、学校の蔵書と同じくPCで貸出手続きをします。
協力貸出の本も、一旦コンピュータに必要最小限(蔵書番号・書名・ISBN)のデータを登録します。
冊数が少ないので、分類や件名は登録せず、学校司書さんと私がどんな本を借りているかを覚えられるので、生徒からのレファレンスに対応します。
 書名とISBNについては、同志社大学のかたが作成した国会図書館のデータを取得するExcelワークシートを利用しています。ISBNのバーコードを読み取るだけでデータを取得できる優れものです。
PC画像-4.jpgPC画像-3.jpg
ワークシートは、ここで取得↓
http://www.slis.doshisha.ac.jp/~ushi/ToolNDL/

それをもとにして、蔵書管理ソフト(CASA)に外部入力する際のCSVデータにつくり直して、読み込ませます。
PC画像-5.jpg
A列は学校での登録番号、G列は書名、U列は備考欄でISBNを入力しています。

 本のバーコードは公共図書館のバーコードと混乱しないように、上にかぶせるように貼ります。
また、返却の際に剥がしやすいように、シールではなく普通のA4用紙に印刷したものを切って、ブックコートフィルムで貼り付けています。ちなみに学校の蔵書ラベルは青地に黄色い文字なので、違いが一目でわかります。
PC画像-11.jpgCIMG4908-3.jpg

公共図書館の本は、新着図書のコーナーの隣に作っています。
CIMG4909-3.jpg


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ながさき子ども読書活動推進フォーラム [うちの図書館2015~17年度]

ながさき子ども読書活動推進フォーラムに行ってきました。

1.最初に「推進校」表彰式。
せっかくだから、どういう実践をしていて表彰されたのか、実践内容を紹介してほしかった。
時間がないのであれば、せめて資料を配付するだけでも…。

2.小風さち氏の講演
話は面白かったけれど、まったりした話し方に眠くなってしまいました。
普段寝不足である私の方がいけない…。

3.ビブリオバトル
ビブリオバトルを一般の皆さんに知ってもらうのであれば、きちんと公式ルールに則ってやってほしかった。
2人目のバトラーが30秒ほど時間を余らせてしまって、そこで終了
  → 時間いっぱい使ってもらうのがルール。
投票用紙が参加者に行き渡っていなかった → 参加者全員が投票できるのがルール。
2人目のバトラーが、最近ライブラリーフェスティバルに参加していない高校の生徒だったのが疑問。
残りの2人が高校・大学の県代表だったので、なんだかかわいそうでした。

4.シンポジウム
小学校の校長先生が「学校司書(発言では「学校図書館司書」)の配置を」とおっしゃったことに対して、聴衆の学校図書館関係者から拍手が。
でも、他の人たちの拍手なし。
その後の議論の2つの柱は、どちらも学校司書が常駐すれば解決することなのに…と思いながら聞きました。

「本を読まない生徒に対してどうしたらいいか」
本を読まない家庭には本がなく、公共図書館に家族で行くことも期待できません。
でも、学校図書館は本を読まない生徒も友達についてきたり、「良い感じの所」と友達から聞けば行ってみようかという気持ちにもなります。最初は来るだけでも結構。そのうち本を読みます(うちの学校はそう)。だから、いつでも来られるように図書館をかけておくのにも、「いい感じの図書館」にするのにも常駐の学校司書が必要。

「図書ボランティア・地域の人たちや公共図書館とどう連携を深めるか」
地域の人たちや公共図書館との連携をしたくても、教員だけでは難しい。
常駐の学校司書が居てくれたらそれが上手くいきます(うちの学校はそう)。

…ということを私も発言したかったけれど時間がないと言うことで言えませんでした。
ここまで話さないと、なぜ学校司書が必要なのか、一般の人には理解してもらえません。
Mizuho先生は新県立図書館に有資格の司書配置をと発言されましたが、こういった内容には触れられなかったのが残念。

結論。不満が残る内容でした。
同じ時間にチトセピアでやっていた大学の合唱団の演奏会にも行きたかっただけに残念です。


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2018年の仕事始め [うちの図書館2015~17年度]

 仕事始め。体を慣らすために、通常どおり5時半に起き、7時45分に学校に到着。
・たまった新聞の整理
・奨学金関係の文書の起案
・来年度使用する補助教材選定用のエクセルシート作成
ここまでやったところで11時に。

・紛失図書の補充のためにラベル印刷、ラベル貼りとブックコートフィルムの裁断(貼るのは明日)
・DVD、VHSテープのチェックと整理
…とやっている途中で時間切れ。
5時15分に退勤(職員室はすでに閉まり、事務室も閉まりそうだったので)。

DVDはケースだけ書架に並べ、本体はCDケースに入れて司書室に保管していたのですが、入れる順がバラバラだったので、探すのに時間がかかっていました。それを解決できるとスッキリします。VHSテープは、ケースだけのものとテープがわかめ状態になって切れていたものをそれぞれ1本ずつ発見(今まで中身はチェックしていませんでした…)。除籍します。
ということで、明日も頑張ります。

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蔵書点検 [うちの図書館2015~17年度]

きのう(14日)と今日(15日)の2日間で、蔵書点検をしました。
14日から16日までは学校閉庁日なのですが、鍵をお借りして…。
学校閉庁日がない、ずっと以前から、蔵書点検は、生徒と職員が少ないお盆の時期にしていましたから。

うちの蔵書は、実質1万3千冊。
1日目は、朝の9時半から夕方の6時すぎまで7千冊。
2日目は、朝の8時半から夕方の4時すぎまで6千冊。
去年の夏は、エアコンを付けずに、暑い中を無理をして体調を崩したので、今回は、エアコンを付けて、室温28度の快適な状態で作業をしました。

ノートパソコンを移動しながら、バーコードリーダーのコードに5mの延長コードをつけて。
ノートパソコンだから、電源コードを外しても、バッテリーがあるので電源がOFFになることはありません。
それで、館内のあちこちにあるコンセントを使ってノートパソコンを移動させながら作業をしました。

とりあえず、一仕事が終わりました。
金曜日には、不明になっている本の捜索をしなければいけません。
うちの蔵書管理ソフトは、どうも読み取りエラーがあって、今回(も)不明になっている本の中には、貸出手続きがちゃんとできていないものが含まれているのではないかと思っています。
どれだけ出てきてくれるか…。


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ライブラリーフェスティバル県央地区大会 [うちの図書館2015~17年度]

きょうは教員免許状更新講習を受講。
昼休みに、会場になった大学と同じ敷地にある高校の図書館に行ってみたのですが、8/1・2が出張で不在でした。残念…。

さて、図書専門部からのお知らせに書いているように、7月12日に、大村高校で県央地区大会がありました。
うちの学校の図書部員2人は、1年生でちょっとシャイなので、こういうイベントに参加すると言ってくれるかどうか心配していました。
でも、学校司書さんがうまく誘ってくださって、2人とも参加。
学校司書さんも、出張旅費が出ないのに引率に加わってくださいました。
私は役員なので、大会の裏方として動く場面が多くて、2人を見守ることができないことを心配していたのですが、すごく助かりました。
図書館広報紙も、学校司書さんの協力のおかげで、図書委員が何とか完成させていたので、それも出品しました。
移動は列車で…。

今回は13校から生徒62人、引率17人の計79人。
13回目で初めて島原高校から参加してくれました。
この調子で輪が広がると良いですなあ。
今回もカルタクイズでアイスブレーキング。
司会の生徒が上手で、良い雰囲気に盛り上がりました。
生徒交流会、心配していたうちの生徒も、5~6人のグループの中で、しっかりおすすめの本を紹介できたようでした。
ビブリオバトルも、バトラーのプレゼンだけでなく、聴衆の質問も良くなっていました。

終了時間が、予定よりも遅くなってしまいましたが、良い大会だったと思います。
生徒2人からも、学校司書さんからも行ってよかったと言ってもらえました。


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除籍作業 [うちの図書館2015~17年度]

学校司書さんから「本棚が一杯なので本を抜きませんか」と促されて、今年度1回目の除籍作業に着手。
私1人ですると躊躇してしまいそうな本も「これは…」と持ってきてもらえて、思い切って除籍本を選ぶことができました。
学校司書さんがいない今日も、15年以上前のライトノベルなどを選び、290冊ほどをリストアップしました。

リストは、バーコードを読めば自動的にリストができるように、エクセルのワークシートを作っているので、あとは、起案するだけの状態になりました。

明日からは免許状更新講習2日を含めたリフレッシュ休暇。
作業の続きは来週です。


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7月が終わります [うちの図書館2015~17年度]

新年度が始まって4か月、1年の3分の1が終わりました。
Facebookでは報告していたのですが、うちの学校司書さんが、今日で一旦任用を終えることになりました。
もともと9月までの半年間の非常勤職員という契約だったのですが、県の規定で、同じ人を続けて雇用する場合は、2か月間を空けなければならないということで、8、9月の2か月間を空けて、10月から3月まで再びお願いすることになりました。

以前、記事に書いたように、学校司書さんが良い人だということは、1か月もたたないうちに分かりましたので、5月に校長先生と話す機会があったときに、「9月以降も続けてきていただければと思うのですが…」と言っていました。
7月に入ってから、県の方に相談した上で、7月までに契約を変えて、10月から来ていただくという形に落ち着きました。
学校司書さんも「3年生が卒業するまで見届けることができるので、ホッとした」と前向きに考えていらっしゃいます。
さらには、8、9月も時々顔を出します、と。
ありがたいことです。

で、私の方は、8、9月をどう乗り切るか(以前の状態に戻るだけですが…)、10月から学校司書さんとどうやって行くか(どんなスキルを身につけてもらうか、とか)、来年度も学校司書さんにいてもらうためにはどうすれば良いのか(やっぱり2か月空けなければならないのか?とか)、などと考え始めています。


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残念ながら… [うちの図書館2015~17年度]

夏休みに入って、少し心に余裕ができたので、久しぶりに書きます。

以前、北海道の図書局員yuiさんとのやりとりから、生徒同士の交流を図書専門部が仲立ちになってできないだろうかとここに書きました。
結論ですが、役員会で却下されてしまいました。

ブログでのやり取りを紹介して、以前一部の学校でやっていた「心の虹」を広げる手伝いとして、長崎と北海道の図書専門部で動けないか。
まず長崎から働きかけることはできないか、と。

役員会では、
①以前の「心の虹」は、個人のつながりから始まって、「学校としての交流」ではなかった。
 図書専門部が動くとなれば、学校と学校のつながりになるから、いろいろと手続きがいるのではないか。
②生徒同士の交流が密になるにつれて、LINE、SNSを使った個人どうしの交流が始まるだろう。
 その際、トラブルが発生したらどうするのか。
という2つの理由から「時期尚早」と。
やるとすれば、まずは、お互いの図書専門部の生徒実行委員のレベルから、と言うことでした。
「やるとすれば」なので、今のところはしない、ということで話は終わりました。

…なんだか残念です。
私は、交流できたらおもしろいと思うのですが、みなさん忙しいようで、そこまでやろうとはされません。
私1人で突っ走るような雰囲気でもなく…。


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北海道と交流できれば… [うちの図書館2015~17年度]

5月11日木曜日に長崎県高文連図書専門部の総会がありました。
参加者は27人。
昨年度の活動報告、決算報告、新年度の役員、活動予定、予算案という、この時期、よくある内容。

県南・県北・県央の地区別の会では、7月の地区大会について話をしました。
今年は、県央地区の会場校は大村高校。
担当の先生は初めて担当されるので、基本はこれまでと同様、ゲーム・情報交換・ビブリオバトルと広報紙コンクール。
昨年、一昨年の大会の様子を撮った写真を見てもらい、説明を加えて、大会のイメージを持ってもらいました。
昨年は「図書館脱出ゲーム」をしましたが、ことしはまた「カルタクイズ」をすることに。
ゲームもビブリオバトルも準備は私の方で…。

さて、会が終わって、専門部委員長さんと話をしました。
このブログに北海道の図書局員(長崎だと図書委員にあたります)の方がコメントを書いてくださって、返事を書いたりする中で「北海道と長崎の生徒が交流できれば…」という考えが浮かびました。
ずいぶん昔ですが、図書専門部の初代委員長の方が「心の虹運動」というものをされていました。
これは、学校対学校で、図書委員が自己紹介・好きな本の紹介などを、1人1枚のカードに書いて、学校単位で交換し合うというものでした。

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その先生が紹介されて、他の学校でも、とおっしゃっていましたが、広がりませんでした。
問題は、どうやって、どの学校と交流するのか。
他県の図書館活動に熱心な先生とのつながりがあれば、そこの生徒とも繋がれるのでしょうが、私のようなつながりのない者には、高いハードルです。
そこで私が考えたのは、図書専門部が窓口になって、長崎と北海道のそれぞれで「交流したい学校はありませんか」と呼びかけ、手を上げた学校同士を結びつければ良いのではないかと。
熱心な生徒がいる学校ならば手を上げてくれるでしょうし、あとは、生徒同士で盛り上がるでしょうし。
個人情報が心配されるので、あくまで学校単位での交流として、住所や電話番号、メールアドレスなどは教えないと…。
…と言う説明をしたところ、「おもしろそうですが、専門部長の許可をもらうために、企画書を作らないといけませんね。」ということでした。
時間ができたら企画書を作成します。
今は、中間考査の成績処理が先。
急がなくては…。


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部活動スタート [うちの図書館2015~17年度]

うちの部活動、ただ1人の部員だった3年生が3月に卒業し、部員がゼロでした。
部活動紹介は、私が紹介しました。
小規模校でもあるし、入部者がいるかどうかが心配でしたが、1年生2人が入ってくれました。

1人は、他の文化部と掛け持ちなので、まだ来られずにいますが、もう1人はこちらだけ。
去年の3年生の時は掛け持ちだったため「来られるときに来てください」と言っていたのですが、今度の生徒は「うちだけ」なので、週3回来てもらうことにしました。
今のところは、分類シールの貼り替え作業をしてもらっています。

10年以内に購入した本で、著者記号が記載されていないシールの上に新しいシールとそのカバーを貼る作業。丁寧で正確な作業をしてくれて、助かっています。
今後、どんな活動をするのか、できるのか、じっくり考えないといけませんなあ。

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物がだんだん増えていく… [うちの図書館2015~17年度]

私がちょこちょこと物を増やしたように、学校司書さんも少しずつ持ち込んでいます。

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これは、子どもの日にちなんで、ということで手作りですが。

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家では使わないということでカレンダーを。
絵は、昔話のパロディ。

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ぬいぐるみも増えました。
娘さんは高校生だから、ということで…。

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テーブルヤシは○イソーの300円商品。
とうとう、私財も投入…。


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季節の展示 [うちの図書館2015~17年度]

高総体まであと1か月ほど、ということで、部活動に関係する本の展示を。
歓迎遠足の写真展示と一緒に。

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歓迎遠足の写真は、学校司書さんが弁当を届けに来たときに撮った写真を。
部活動関連の本を置いているテーブルは、倉庫に眠っていた丸テーブルを持ってきて使いました。
丸テーブルは、以前から使えないかなあと思いつつ行動に移せずにいましたが、学校司書さんの「テーブルがあれば…」という声で事務室に相談して持ってきました。
スペースは掃除の時間に書架を数10センチ移動して確保しました。


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断捨離 [うちの図書館2015~17年度]

うちの学校司書さんは断捨離が上手です。
利用しきれず雑多なものがあった司書室を整理して、使えそうなものを見つけては上手に飾っていきました(画像はフェイスブックやツイッターですでに紹介したものです)。

3月に卒業した生徒が、本を見ながら作ってくれたキャラクター折り紙を利用。
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100円ショップで買っていたカーネーションの造花や風車を利用。
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「息子さんがいらっしゃるから、図書館に飾って良い鯉のぼりとかお持ちですか」と聞かれて「実は100円ショップで買っていたものがあります」と、出してきたものが、これ。
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さらに、「使わないから家から持ってきました」と、人形や観葉植物風の飾りも。
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右の切り絵も、もらったものだそうです。

図書館が賑やかになり、司書室も整理され(後日写真をアップします)ました。

どういう図書館をつくるか、という考え方については、「本を借りたり、調べ物をすることは当然だけれど、心がホッとする場所、生徒の居場所となる図書館にする」という点で、私と一致しています。
先生方の中には、図書館では静かに本を読むべきという方がいらっしゃいますが、生徒がホッとできる場所をつくりたいと、管理職に直接伝え、了解をもらったという行動力にもびっくりしました。


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新年度が始まって1か月。 [うちの図書館2015~17年度]

フェイスブックでは少しずつ報告していたのですが、そちらをご覧になれない方もいらっしゃるので、この1か月についてまとめて報告します。

この4月に、うちの図書館にも学校司書が配置されました。
非常勤職員ですが、週5日、毎日5時間ずつ、専任です。

3月中旬、長崎高等学校教職員組合の組合員の1人として、学校司書の配置を要望する場に同席することになりました。
うちの学校には学校司書がいないということで、学校司書のいない図書館がどんな状況なのかを話してほしいと組合本部から頼まれて。
その場で、「29年度から新たに8校に学校司書を配置します。非常勤職員ですが、週5日、1日5時間の専任で」という話が出まして、さらに「現在、学校司書のいない学校に優先的に」ということだったので、ひょっとしてうちにも…と期待しました。

ただ、県の予算が成立してから新年度まで期間が短いので、司書や司書教諭の資格はなくても応募できるということにしてハードルを下げても、応募があるのかと心配しました。
募集方法は、なぜかハローワークには出さず、学校のホームページに掲載するだけ。

結果、本校職員のツテで応募した方が採用されました。
この方が(私にとっては)素晴らしい方でした。
司書や司書教諭の資格はなく、学校や図書館での勤務経験もありません。
でも、明るく、仕事に対して前向きで、高校生の子どもがいて生徒の心をよく考え、地元の方なので顔見知りの生徒もいて、3週間ですっかり生徒となじんでいます。
何よりも、どういう図書館をつくるかという考え方が私と同じであることが、一緒に仕事をしていてすごくやりやすく、楽しい。

もちろん、資格がないので、司書としての専門知識がなく、レファレンスや選書、授業支援など、やってもらえたらありがたいことがまだ頼めない状況ですが、私も一緒に勉強しながらですが、仕事を覚えてもらえれば、きっといい学校司書になれると思います。
しかし、任期は半年。
継続して勤務してもらうには、2か月間を開けなければならないという…。
なぜ半年にしているのか、管理職か組合に尋ねてみないといけないと思っています。
これだけの人を半年でやめてもらわなければいけないというのは、もったいないですから。

勤務時間は、授業支援を考えて、10時から3時としました。
開館時間も同じ時間帯。
昼休み以外も開館にして、学校司書さんが明るく気さくな方であることもあって、生徒が良く顔を出すようになりました。
入館者数は、1日平均46人で、昨年度同時期の1.97倍。
生徒数が280人ほどなので、実数はたいした数字ではありませんが十分な伸びです。
貸出冊数は、115冊で昨年同時期の1.72倍(マンガは除く)。
まだ新しい本が入っていないので、これもまずまずの数字ですし、伸びだと思います。

館内装飾の様子など、写真はまた後日アップします。


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卒業式から数日過ぎて [うちの図書館2015~17年度]

3年生が卒業して、図書館はさびしくなりました。
3年生の教室が図書館のすぐそばだったので、入館者の大部分は3年生。
1・2年生は、常連の生徒が10人ほどで、数日に1回程度来ていました。
きのうは、20人を超えて、久しぶりに賑やかに。
生徒が来てくれない図書館なんて、本の倉庫でしかありませんから。

卒業した3年生が、ツイッターで卒業式のことを何かつぶやいていないかと、久しぶりに検索。
時間に余裕がないので、普段はしないのですが、うちの学校に来て良かったといってくれてたら嬉しいなあと思いつつ。
ある生徒が、うちの図書館に置いている人形の写真をヘッダーに使ってくれていて、びっくりするやら、嬉しいやら。
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この人形を見つけたときには、かわいくて私も迷うことなく買いましたが、そこまでしてくれる生徒がいてくれたことが嬉しくて…。

さて、仕事の方は、除籍本のリストを作成。
除籍本は、年間で1000冊を超えます。
3月中に処理する予定です。



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