公民館図書室めぐり その２

先週水曜日に市内の公民館図書室を見学していましたが、その報告の第２弾。

２館目は、小高い丘の上にある公民館。

標高は１１ｍ。
商店街から坂道を上ったところにあります。
歩いて５分ほどのところに小学校があります。
その小学校は、市内で先駆けて学校司書を配置していて、図書館が充実しているという話。
では、公民館は？


公民館の入口を入ってすぐ、事務室の隣に図書室がありました。
ドアがないアーチ型の入口で、入りやすい雰囲気。


窓下に児童図書、壁側に一般図書。


入口近くに新着図書が置いてありました。


市の図書館からの配本はこれだけ。

新着図書を見たら、選書に力が入っていると感じましたし、しっかり分類もされていました。
数年前までは、土曜日に小学生を対象とした地域講座が開かれていて、小学生がよく利用していたそうです。
しかし、それがなくなってからは激減。
たまに来た子どもに話を聞くと「小学校の図書館に本がたくさんあるから、こっちには来なくていい」と言われたそうで…。
それでも、来てくれた時のために、児童図書も新しいものを入れていると言うことでした。


つづいて、３館目は、アーケードの裏にある公民館。
この校区は、町中にあった小学校が３０年ほど前に郊外に移転し、公民館と小学校がかなり離れています。
図書室は１階事務室のそばにありました。


ここの特徴は、料理、手芸の本が充実していたこと。


窓下に児童図書。
きれいな「ゾロリ」のセットも。


昔、同じ職場だった先生がまとめた資料を発見。


新しい本も入れられいてるようですが、新着図書のコーナーは無し。


市の図書館からの配本は、図書室の入口にこれだけ置いてありました。

係の人の話。
小学生の利用は少ない、一般の方の利用はまずまず、しかし、もっとＰＲが必要だと感じている、とのことでした。

３館を見学して感じたこと。
１．それぞれの図書館で、それぞれの担当者が選書を工夫しているなあと思いました。
２．市の図書館からの配本が少ない。「分室」というくらいだからもっと多いと思っていました。
３．市の図書館や小学校の図書館との連携、棲み分けをもっと考えたらいいのではないかと思いました。
　　市の図書館に行くには、保護者の自家用車かバスを利用しないといけません。
　　だから、放課後や土日に、公民館図書室に小学生が来たくなるような図書室にできたらと思います。
　　公民館の本も市の図書館と同じデータベースで管理できるようにして、利便性を高めることもできたらと思いますが、どうでしょう…。


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