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休養中に読んだ本

義母が住む街まで家族3人で帰省。
ただ、義妹家族4人も同時に帰省するので、私たちは遠慮してホテルで2泊。
一人暮らしの義母が、いきなり7人も来ては、食事や寝具などの世話が大変だし、カミさんもホテルで寝泊まりするほうが気が楽なようだし。
かといって、うちの子にとって、男のいとこは義妹の子の2人だけなので、夏休みに一緒に過ごさせたい。

ということで、8/6に帰省。
ただし、長崎では8.9は特別な日。
なので、私だけ一足早く8/8に帰宅。

移動中、そして義母宅で読んだのが『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』。
戦争中、軍隊を指揮した当事者に、直接インタビューした半藤一利さんの講演を中心にまとめたもの。
おもしろく読んだのですが、同時に、私自身も図書専門部のリーダー(委員長)として1年間務めたり、図書部の顧問として生徒を指導したりしているので、自分はリーダーとしてどうだったか、と振り返りました。
あるいは、「参謀」としてはどうだったか、と。

部顧問としては、しおかぜ総文祭の活動発表は、基本のシナリオを作成して「何を話すのか」をはっきり伝えました。
そして、どう話すのかは、生徒に「話しやすいように変えていい」と伝えて、実際に変わっていたので、聞いていた人たちからは、まずまずの評価をしていただきました。
本来ならば、何を話すのかも生徒が考えるべきでしょうが、そこまで時間が取れません。
次善の策です。

一方、図書部門の生徒実行委員会には、私を含めた職員からは指針を示しませんでした。
これが良かったのかどうか。
しおかぜ総文祭は生徒主体の総文祭だったと総括されていますが、生徒だけで考えていくことはできません。
多少は、職員がアドバイスなり、サポートなりすることになるのは当然だと思います。
今回だけで終わりなのであれば、生徒にじっくり考えてもらい、職員は口を出さないで、生徒が作り上げるという方法もいいでしょう。
しかし、今後の図書専門部の活動に引き継いでいくことを考えたら、「しおかぜ総文祭の目的はこれこれで、こういうことをみんなに考えて欲しい」という「大きな目的」を示したかったです。
まあ、今さら言ってもしかたがないので、つぎの反省の会議で投げかけたいと思います。

たまたま昨日見たテレビで、重松清さんが阿久悠さんの詩に読まれた甲子園球児のその後を追った番組。
雨天コールドで敗れた岩手県の高校OBの言葉に「仕事をしていてもやり残したという思いがあり、それが次の仕事につながっている」という言葉。
そうか、皆さん、仕事をする中で同じ思いを抱いているのだと知って、何だか元気が出ました。
正直な話、しおかぜ総文祭では、やり残したことがあまりにも多すぎるなあ、と思っていたところでした。
「さあ、帆を張ろう!」「今、ここから」という気持ちで、また頑張ります。


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