SSブログ

御伽草子 [うちの図書館2013~14年度]

冬休み中に除籍作業をする予定。
寒い書庫で除籍本を探しました。

日本古典文学大系(岩波書店)の『御伽草子』は、『日本の古典 完訳 御伽草子』があることと、市の図書館にも置いてあることから除籍候補に。
内容の重複を確認するために読んでみたのですが、発見がありました。

1.一寸法師はおばあさんが41歳の時に生まれた子である
絵本のイメージでは、白髪のおばあさんが出てくるので、もっと高齢だと思っていたし、ちゃんとおなかの中で10か月を経て生まれてきたように記述されていました(絵本ではここもはっきりとは書いてありませんね)。
平均寿命は現代よりもずっと短かったでしょうが、からだまですっかり年をとった状態であるとは、信じられません…。

2.浦島太郎は亀の背中に乗っていないし、玉手箱をあけると鶴になった
いじめられた亀を助けたのではなく、釣りをしていてたまたまひっかかった亀を逃がしたと書いてありました。
竜宮城にも船に乗って…。
帰ってきたら700年の歳月が経っていて、玉手箱を開けると年をとるだけでなく、鶴になって飛び立った…と。

おとぎ話ですから、あちこちにいろいろな話があって、そのうちの1つが「御伽草子」という本に記録されたのでしょうが、持っていたイメージとあまりにも違うので、おもしろかったです。


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 図書館・図書室へ
にほんブログ村
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

県SLAの事務局クリスマス飾り ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。