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除籍に待ったがかかりましたが… [うちの図書館2008年度]

けさ,学校に着くといきなり事務長から声をかけられました。
きのう起案した最後の除籍の分に,校長から待ったがかかったということで。

20年ほどまえに「名作」を5冊まとめて購入したものがいくつかあり,今回思い切って除籍することにしました。
多少日焼けやシミがあり,生徒が手に取ることはほとんど考えられないと判断して,新しく1冊購入し,古いものを除籍して,「朝の読書」用の学級文庫にまわそうと考えました。

除籍の理由を「利用が少なく複本があるため」と書いていましたが,「これでは理由にならない」とのこと。
確かに,これだけでは除籍する理由には弱いと考えて,「汚損が進んでいる」と書き直して再提出。
しかし,今度は「いったいどういうことなのか」と再び待ったがかかりました。

事務長とともに私は校長室へ行き,
1.当時の担当者がよかれと思って数冊買っているが,今では書架を圧迫し,帳簿上は充足率を高めてしまうために,うちの図書館にとってはマイナスである。
2.日焼けやシミが進んでいるために,生徒が読んでくれる可能性がきわめて低い。生徒に読んでもらうためには,更新した方が良い。
ということで,うちの図書館の将来や,生徒に本を読んでもらうことを考えると,除籍をした方が良いと判断しました,と説明しました。

ありがたいことに,校長には納得していただき,無事決裁が下りました。
もともと,図書購入費には古い本の更新のための費用も含まれているのですが,読書好きの方から見れば,まだ読めるのに除籍するのはもったいないということで,理解しにくいのでしょう。
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