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過去にさかのぼって… [うちの図書館2015~17年度]

除籍作業の第2弾に入っています。
今回は268冊。
データが不備な部分を補って、起案できる状態になりました。

で、今まで除籍されている本について、PCに入っているデータと原簿、除籍簿とを照合する作業をしました。
というのは、原簿で前回除籍した本を抹消する作業をしていて、「除籍」の印が押してあって、抹消線も引いてあるのに、日付がなく、番号がふってあるものを見つけたからです。
この形式で抹消の表記がされている本は、除籍簿が見つかりませんでした。
いったい、いつ除籍されたのかが謎のまま…。

平成19・20年度に3000冊以上の除籍がされていました。
ところが、今回私が除籍した本の抹消作業をしていたら、その時に除籍したという表記が。
除籍はしたものの、本を廃棄していなかったと思われます。
また、19・20年度の除籍簿とPCのデータが一致しない部分も。

もっとさかのぼると、1997年頃に除籍したリストが。
これは、管理職の印がなく、正式な除籍簿と言えるかどうか。
このリストにあった本が、19・20年度の除籍で再びリストアップされたものも。
また、原簿で抹消されていなくても、現物はもう「なさそう」なものも…。
というように、データがかなり混乱しています。

何とかならないものかと、少しチェックをしましたが、やめました。
夏休みに蔵書点検をしっかりやって、除籍簿を確認し、もうここにない本を「除籍」していくことにしました。

混乱の元は…。
1997年に図書館改装とPCが導入されたころにありそうてす。
データベース化するときに、本にバーコードを貼りますが、もともとの蔵書番号とバーコードの番号が一致していません。
バーコートーを貼って、とりあえずデータベースをつくるのには、棚に並んでいる順にバーコードを貼るのが手っ取り早いですが、図書原簿との照合がすごく面倒になります。
データベースにもとの蔵書番号がちゃんと入っていればまだいいのですが、それも面倒で入力されていないものが少なくありません。
そうすると、データの不備なものが増え、除籍のときにも、図書原簿から探し出して抹消するのが、また面倒になります。
そして、原簿では抹消せず、PC上だけで「除籍」してしまう。
これでチェックが甘くなってしまったのではないかと、私は考えています。

それから、2006年頃に、PCのデータが二重、三重になっていたのですが、どうも当時の担当者がPCの扱いに慣れていなかったのでは、ということもわかってきました。
担当者が代わって、CD・DVDや寄贈図書に振る番号をいきなり変えたりしたことも。
振り方がシンプルなルールだったら、後任のひとも分かりやすかったでしょうに、今ではグダグダになっていました。

ということで、チェック作業はいったん終わって、除籍をできるだけやって、夏休みの蔵書点検をきちんとやって(これも昨年までは中途半端だったようで…)から、解決したいと思います。


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