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お客さんの反応を見る

橘家円蔵さんが亡くなられました。
私の年代では、「月の家円鏡」の名で「お笑い頭の体操」とか、ラジオの「歌謡一直線」で出ておられたので、そっちのほうがなじみがありますが。
同じ日に、熊倉一雄さんが亡くなられたというニュースも。
声優でのご活躍がいろいろありますが、私としては、子どもの頃見ていた「ひょっこりひょうたん島」のトラひげや「ケペル先生」の声。
自分も年をとったのだなあと、しみじみ思います。

さて、円蔵さんの動画をYouTubeで探したら、インタビューの音声で「落語家として初めてメガネをかけた」という話に出会いました。
それまで、メガネをかけて高座に上がるのは非常識とされていて、目でも芸をするのにメガネをかけていては伝わらない、と考えられていたそうで。
でも、それよりも「お客さんの反応が見える方が大事」と考えていて、注意されればその時だけメガネを外していたけれど、注意が度重なるようになると開き直ってメガネをかけたままで高座に上がることにしたのだとか。
伝統、しきたりの世界で、思い切ったことをされたのだなあと思いながら、話を聴きました。

お客さんの反応を見て、改善すべき事を考える。
ごく当たり前のことですが、私のやることに間違いはない、と思ってしまうと、見えなく(見なく)なってしまいます。
ふと、自分のこととして考えなければなあと、思いました。
仕事の中身が、自己満足になっていないか。
まわりの人たちに、ちゃんと満足してもらっているか。
図書館で言えば、私の選書に利用者が満足しているか。
良い本を選んでいるから読みなさい、なんて上から目線になっていないか。


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