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選書の考え方 [うちの図書館2013~14年度]

今年は毎月1回のペースで選書リストを作成するようにしています。
しおかぜ総文祭も一段落して、8月分のリストを作成。
私と新人司書さんとそれぞれ30~35冊を選びます。

新人司書さんが選んだ本を見て、気になったのが「サンダーバード」の本6冊セット。
1冊2500円、セットで1万5千円。
「どうしてこの本を選んだんですか?」と尋ねると、「僕が好きだからです」。
「それだけですか?」と尋ねると、返事はありませんでした。

7月に司書が交代する時に「選書が一番大事。だから、自分の好み“だけ”で選んではいけません」と言っておいたのに。
改めて「自分の好みだけで選んではいけません」と言って、再考を促しました。

後日、またリストを持ってきました。
「サンダーバード」はそのままでした。
「どうしても買いたいんです」と。
「だめです」と私。

きのう、私の選んだリストを渡して、「まとめてください」とお願いしました。
まとめてもらったリストには「サンダーバード」の6冊のうち2冊が。
「何度言ったら分かるんですか!」と私が言うと、
「ではこの本はなぜいいんですか?」と、新人司書さんは「自動車の本」を示しました。
「うちの学校は“ものづくりの学校”だからです(以下略)」と、説明し、「だいたい私は自動車には乗りませんから」。
自分のやっていることを反省していないだけでなく、私の選書も「好みでやっているのではないか」ということでしょう。

選書には、自分の好みが入るのはあっても不思議ではありませんが、「好みだけ」で選んだら「職権乱用」だと私は思います。
1.生徒や職員に読んでもらえそうな本
2.生徒や職員に「こういう理由で、ぜひ読んで欲しい」という本
3.いざという時に調べたり、役に立ちそうな本
が、私の選書規準です。
新人司書さんにも話をしているのですが、「忘れっぽいから」と言われます。
でも、これは譲れません。


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