SSブログ

生徒の声を選書に [うちの図書館2013~14年度]

毎日チェックしているmitlebenさんのブログに紹介してあった論文を読みました。
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/37456/1/KyoikugakuKenkyukaKiyoBetsu_20_1_Itani.pdf

うちはどうかというと、
1.図書部員による店頭選書(年1回あるかないか)
2.来館者からのリクエスト(常時受付)
3.アンケート形式による全生徒を対象としたリクエスト(年1回)
をやっています。

1は、5年間で2回実施しましたが、予算を設定せず自由に選んでもらっています。
選ばれた本のリストをもとにして生徒同士でもう一度検討してもらいます。
3も、図書委員にチェックしてもらっています。
どちらも生徒が適切に判断してくれるので、とんでもない本は選ばれていません。
2は私が参考にしながら選書しています。
ただ、リクエストはあまりありません。

こんなふうに、一応、生徒の意見を取り入れるルートはあります。
あとは、生徒自身が「自分たちの声を聞いてくれている」と実感するかどうか。
こちらがいくら配慮しても、それを感じてもらえなければ、やっている甲斐がありません。
実際、「買った方が早い」という生徒もいますし…。

昔は、ラジオやテレビの音楽番組で「リクエスト」が高校生には身近なものでしたが、今はラジオを聞く生徒は少ないようで、「ザ・ベストテン」のような番組もありません。
(ちょうど今、カセットテープで聴いています。久米さんの最終回)
リクエストという形で「参加」するおもしろさを知ってもらえたら、と思うのですが。


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 本ブログ 図書館・図書室へ
にほんブログ村
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

ももたろう

小学校、中学校図書館ともに、予約&リクエストを受け付ける形を
とっています。
小学校はそれを喜び、紙に本の名前を書いて司書に渡すと、ぱっと本を用意してもらえる魔法カードみたいに思ってよく使っていました。
図書館のリクエスト制度を理解する第一歩と思っていました。
自分が育てた子達が8割いる中学に転勤になりましたが、
中学ではリクエストの割合がかなり減りました。
自分で買うからいい・・・。
それ以前に図書館に来ない人もかなりいるし・・・で。
中学では一部の図書館利用者のためのリクエスト制度になりつつありますが、購入希望に沿って購入したものを図書館便りで派手にお知らせしたり、雑誌の購入も春に大々的にアンケートをとり、その年毎に購入雑誌を変えているのも、生徒の希望に応えているよとアピールをしたりしています。
が、私たちの感覚と今の子達の感覚に差があるのかもしれません。
ベストテンとか、なつかしいです。
by ももたろう (2014-01-06 19:41) 

地理

ももたろうさんがいらっしゃった小学校の卒業生でも、中学生になれば図書館に来る生徒は少なくなってしまうのですね。
それだけ中学生は忙しいのでしょう。
高校だとますます…。
少しでも身近に思ってもらうように、自分たちの図書館だと思ってもらうようにしたいと思うのですが…。
アンケート形式のリクエストを全校生徒に実施したのも、普段来ない(来られない?)生徒にもリクエストをしてもらおう、図書館作りに参加してもらおうという考えですが、回答を寄せてくれる生徒は半分程度です。

by 地理 (2014-01-06 20:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。