市の学校司書研修会に参加

こちらの市は，長崎県で唯一，全ての小中学校に学校司書が配置されています。
週３日勤務ですが，学校司書がいてくださるだけでも，ありがたいです。

その皆さんの研修会，市教委が主催して行われていますが，よかったら私も参加させていただけませんかとお願いしていたところ，案内をいただいたので，喜んで参加しました。

今回は，今年度３回目ということでした。
内容は，８月にあった，県教委主催の司書教諭等スキルアップセミナーについて，３人の学校司書さんから参加報告。
そして，各学校での２学期の成果と課題について。
スキルアップセミナーは，私は参加できなかったので，報告は楽しみでした。
第１分科会は，調べ学習のワークショップ。
数年前に，スキルアップセミナーの講演であった，調べ学習の方法をもとにして，実際にやってみようというもの。
第２分科会は，公共図書館の司書さんによるブックトークについての話。
第３分科会は，県内の小学校・中学校各１校ずつの実践報告。
小学校は，国語の研究指定校として図書館教育を充実させていました。
中学校は，数年前に学校司書が配置され，現在は配置がない中で，どのようにして図書館を維持しているのか，工夫の様子が紹介されました。
話を聞いていて，「司書教諭等」というタイトルだけあって，学校司書向けというよりも司書教諭向けの内容だと思いました。
素晴らしい実践だとは思っても，では，学校司書として何ができるのかというと，やはり司書教諭を中心とした先生方がどう動くかが問題になります。
小中学校の先生方に聞いてほしい内容でした。

各校からの成果と課題は，高校と共通点が結構あるなと思いました。
司書教諭との連携，延滞図書の督促，図書委員の指導，予算の問題，本の紛失…。
もっと研修の機会を，他校の見学をしたい，勤務時間が短いので勤務時間を長くしてほしいなど，皆さんの学校図書館に対する思いから，いろいろな要望も出されました。
同僚の先生方に，図書館活動に理解していただくことも大きな課題のようです。

私も，うちの図書館の簡単な紹介と，８月にあった，県学校図書館研究大会について，資料を用意して簡単に報告しました。
参加された方がいらっしゃらないようなので。
皆さんのお役に立てたでしょうか…。

会場校の図書館の写真は，明後日に紹介します。